自律神経の乱れ

交感神経と副交感神経は、互いにバランスをとりながら働いています。

しかしそのバランスが崩れて不快な症状が現れてしまうことがあります。

自律神経は全身に張り巡らされており、現れる症状はさまざまです。

不眠や疲労感、頭痛、肩こり、動悸、息切れ、胃痛、下痢、便秘などの消化器症状、イライラや不安など。

人によって症状が現れる場所や程度も異なるため、自律神経のバランスが乱れると必ず特定の症状が現れるというわけではありません。

「自律神経の乱れって自律神経失調症のこと？」

と疑問に感じる方もいるかもしれませんね。

自律神経失調症は、自律神経のバランスの乱れによって起こる症状の総称ですが、実は正式な病名ではありません。

自律神経がどれくらい不調なのかを検査などで分からないからです。

適切な対処をすれば症状が良くなることが多いため、暫定的な診断名として使われています。

ただし自律神経失調症と診断するためには、身体の異常や精神的な病気などがないことを確認しなくてはなりません。

上記の症状があるからといって、自己判断しないよう気を付けましょう。